日本代表はどうして勝てない? 森保監督解任!?

日本代表の課題は何か             

10月8日に行われたサウジアラビア戦では1−0で日本代表は負けてしまいました。この敗戦を皆さんはどう捉えているでしょうか。柴崎選手のせいとか森保監督の采配が悪いとか様々な捉え方がされていますが、僕はやはりこの試合で一番問題視しなければならないのが「得点できていないこと」だと考えます。そしてこの原因がどこにあるのか、僕なりに考察してみました。それはピッチ内外で意思統一ができていないことです。

 

どこで意思統一ができていないのか 

僕が意思統一ができていないと感じた点はいくつかあります。まず今回の試合、日本代表は右に浅野選手、左に南野選手を起用しました。まずここで意識のズレを感じました。南野選手は予選でもこれまで7戦連続でゴール中であり、フィニッシャーである素質を存分に見せつけてきました。出場停止中である伊藤選手と同じ足が速いという特徴を持つ浅野選手を起用していることから予想ですが、この試合も森保監督は南野選手に得点を取るという役割を与えたと思います。しかし前半の日本代表は浅野選手へのラストパスが多かったように感じました。それに伴って右サイドでの崩しが多くなっていました。ここでも右のボランチは遠藤選手でしたが崩しが多くなるならよりパス能力がある柴崎選手を右に置いた攻撃が活性化します。さらにサイドに広がることの多い浅野選手より中に絞ることの南野選手がいる左サイドの方がサイドバックが攻撃参加しやすいなど噛み合っていないことが多かったように感じました。

そして後半に点を取りに行く時、古橋選手と原口選手を同時に投入しました。左サイドの古橋選手は南野選手にも劣らない得点能力があるので役割はあまり変わりません。さらにクロスに合わせる動きだけなら古橋選手に分があります。この交代で変わるのが右サイドの動きです。浅野選手ほどのスピードのない原口選手は得点よりもクロスが期待されているはずです。しかしこの時点ではクロスに合わせるのが得意ではない鎌田選手がまだ交代していません。ここでもまた狙いにズレが出ていると言えます。個人的には後に交代するオナイウ選手を同じタイミングで投入しても良かったのではないかと思います。

 

オーストラリア戦ではどうするべきか

僕が提案する1つのプランとしてははっきりとクロスに狙いを絞ることです。中国戦での得点シーン、伊藤選手が復帰することや短い期間で緻密な連携ができないことを考えるとシンプルでとてもいい案だと思います。さらにはワントップにオナイウ選手、左サイドに古橋選手、ボランチに守田選手を起用します。鎌田選手にボールの配給を任せてオナイウ選手、古橋選手、さらにはボックストゥボックスである守田選手の攻撃参加も期待できます。後半には三好選手を入れて左からのクロスを増やしたり田中選手を入れて配給役を任せて攻撃枚数を増やしたりクロスに狙いを絞るだけで交代にも幅が出るので相手は対応しにくいはずです。

 

以上が僕がサウジアラビア戦で感じたことです。前の記事でも言ったように次のオーストラリア戦は絶対に負けられません。特にホームであるため、この試合を落としてしまうと予選敗退が現実味を帯びてきます。そうならないためにも全力で応援しましょう!

 

  

 

]

 

サッカー日本代表はカタールW杯に出場できるの? 初心者の方にもわかりやすく解説!

アジア最終予選ってよく聞くけど‥

 10月に開催されるサッカー日本代表カタールW杯アジア最終予選、「よくテレビでやってるから見るけどよくわからない」なんて方も多いんじゃないでしょうか。そこで今回はアジア最終予選がどんなものなのかに加え日本は現在どのような状況で出場はできるのかということをお話ししていきたいと思います。

アジア最終予選とは?

 まずアジア最終予選とはどのようなものかについて解説していきます。とても簡単にまとめると地域ごとに出場国数が制限されているW杯の出場権を獲得するための戦いです。

出場できる国は32カ国であり、地域ごとの出場国数は以下の通りです。

  • アジア:4.5(開催国カタールを除く)
  • 北中米カリブ:5
  • 南米:4.5
  • オセアニア:0.5
  • ヨーロッパ:13
  • アフリカ:5

*1

 

地域ごとに試合形式が異なり、アジアの場合は一次予選から最終予選までグループリーグ方式を採用しています。最終予選では勝ち残った12チームが2グループに分かれ自国の地と相手国での地で1試合ずつ戦うホームアンドアウェイによる2試合が総当たりで行われます。それぞれのグループの上位2チームが出場権獲得、そして3位同士がアジアプレーオフとして戦いその勝者が大陸間プレーオフへと進みます。

 

日本は今どういう状況?

 もうすでに始まっているアジア最終予選において日本はグループBに所属しています。グループBには他にオマーンFIFAランク79位)、オーストラリア(以下同35位)、サウジアラビア(以下同56位)、中国(以下同75位)、ベトナム(以下同95位)がいます。

9月に行われた2試合を戦い、日本は1勝1敗の4位につけています。そして10月には上位にいるサウジアラビア、オーストラリアの2チームと対戦します。

 

日本は出場できるの?

 ここまでを踏まえて僕なりに我らが日本代表は出場できるのかということを考察してみました。結果から書くと「10月に行われる2試合にかかっている」です。この考えに行き着いた要因をいくつかお話しします。

  1. 置かれている状況の厳しさ

まだ2試合しか行われていませんが僕は日本は9月の試合結果によりとても厳しい状況にあると考えました。それは格下だと捉えることのできるオマーンに敗戦してしまったことです。グループが発表された時、サウジアラビアやオーストラリアと出場枠争いが起こることが予想されていました。しかしオマーンに敗戦してしまったことによって上位2チームに入るにはこれからの予選は負けることが許されません。特に10月の2試合はグループ内の強豪2連戦です。移動による疲れやコンディション調整など含めとても難しいものになることが想像できます。

「3位じゃダメなの?」と考える方もいるかもしれませんがプレーオフはサッカー大国ブラジルをはじめとする強豪国の多い南米と戦うことになるため、さらに難しいものになることでしょう。だからこそ10月の2試合を勝ち切れるかということが大切になります。

 

 2. 日本のチーム事情

9月に行われ勝利した中国戦を見ると日本の至宝である久保選手が得点にこそ直接関与していませんが多くのチャンスをドリブルやパスで作り出しており敗戦したオマーン戦より攻撃を活性化させており日本の攻撃の中心であるということを証明していました。しかし今回の2連戦では久保選手は膝の負傷により不在です。さらにその中国戦では多くのシュートを放つも1点しか取れないという得点力不足の部分も露呈しました。今回の2連戦に臨む招集メンバーにも純粋な点取り屋と呼べる選手は大迫選手とオナイウ選手の2人だけということもあり攻撃の幅を広げる選択肢が少ない状況です。このような状況の中、得点力が見られるのかということもこの2連戦において大事なポイントです。そしてこのような状況とは言ったものの今回の招集メンバーには9月にはいなかった日本のエース南野選手が復帰しています。この南野選手がチームに復帰して馴染めるのか、さらには点が取れるのかということも含め注目の2連戦だと言えます。

 

以上からこれからまだまだ続く最終予選を日本が勝ち抜けるかどうかということにおいて10月に行われる2連戦がどれだけ大事かということがわかっていただけたと思います。僕としては6大会連続出場という記録をもっと更新してほしいとともにオリンピックのように成長が感じられる日本サッカーが世界で躍動する姿を見たいのでなんとか勝ち抜いてほしいです。みんなで応援しましょう!

 

       頑張れ日本!

日程・結果|アジア最終予選(Road to Qatar) (FIFAワールドカップカタール2022 特設ページ)|SAMURAI BLUE|JFA|公益財団法人日本サッカー協会

日程・結果はこちらから

日本代表ユニフォームはこちら

*1:.のある地域は最終予選を敗退してしまった国による大陸間プレーオフを行う